大学2年生のときに、説明会に参加しました。大学では社会福祉の勉強をしていて、将来はソーシャルワーカーの仕事がしたいと思っていたため、学生のうちに「様々なことにチャレンジしておきたい」という気持ちが強かったです。私の場合、とくに児童福祉に関心があったものの、明確に取り組みたいことが決まっていたわけではありませんでした。そのため、事務局のかたに相談に乗ってもらったり、活動について教えてもらったりしながら、少しずつ活動の幅を広げていきました。
私の1番大きな変化は、人とかかわることが好きになったことです。例えば、学習支援では、まずはその子の好きなものや、家や学校での過ごしかたを知っていくことが大切だと学びました。その子のことを知るからこそ、「こうしたらもっと勉強が楽しくなるんじゃないか」と考え、工夫することができます。周りの人からも意見をもらいつつ、小さな工夫を積み重ねていくプロセスにおもしろさを感じました。また、活動を継続するからこそ、子どもの変化を目にする機会も多く、それがやりがいにつながっています。以前は人とかかわることに苦手意識を持っていましたが、今はむしろ、人とかかわることに楽しさを感じています。
子ども食堂の活動を通して、感じたことがあります。それは、福祉的な支援を必要としているにもかかわらず、支援につながっていない人が地域にはたくさんいるということです。受身的ではなく、支援を必要としている人に自ら出会いに行けるようなソーシャルワーカーになりたいと考えています。
また、4年生になってからホームヘルパーの活動を始めていて、利用者のかたの生活により近い場所でかかわらせてもらうことに、興味が出てきました。「これで良かったのかな」と迷うことや悩むことがまだまだ多いですが、これからも考え続けていきたいです。
私自身、活動を始める前は「本当に自分にできるのかな」という不安がありました。ですが、一歩ふみだして参加してみると、「自分は意外とこんなこともできるんだな、楽しめるんだな」という発見があり、少し自信を持てるようにもなりました。大学で社会福祉を勉強しただけでなく、実際に現場に出て試行錯誤しながら活動した経験や、様々な人と出会った経験は、私の強みであり、宝物です。
ソーシャルカレッジの中には、活動の選択肢がたくさんあります。ぜひ、自分に合った活動を見つけてもらえたらうれしいです。